『意味がわかる線形代数』タイトルに偽りなしというぐらい簡単なところから押し上げてくれます。高校で数Cとかで軽く行列の計算に触れたことがある人ならスイスイ読める内容でした。実際、僕もその程度の知識しかなかったところ、固有値とか、対角化とかそのあたりが大切だって『意味』を知ることができました。本当は別の本が読みたくて読み始めたんだけれども、日に日に数学自体の勉強が楽しくなっているという...
内容は、本当に簡単な行列の計算から始まって、実際の数式のイメージを先に説明してから実際の数式での表現、計算の仕方をステップを飛ばさずに教えてくれます。
テスト問題の固有値の計算はできるけど、固有値ってそもそもそんなに重要?とか、対角化がなぜ便利なのかとかがわかります。
会社から帰ってきて、月〜金の時間で読みきれるぐらいのペースで読むことができたので、特に他に線形代数の本の候補がなければオススメです。
線形代数を大学でやったけど、しばらく使わないうちに忘れちゃったという人も、この本で再度、線形代数を思い出して、やりたいことを勉強する基礎を一緒に固めていきましょう。